文字のジャンプ率

紙面が大きくても小さくても、本文で使用される文字の大きさはほぼ一定している。紙面が大きいから本文書体まで大きくする必要はない。見出しやリード文は、この本文の文字を基準にして決めて いく。その大きさの比率をジャンプ率と呼んでいる。画面の中でもっとも大きな文字は、キャッチコピー(見出し、ヘッドコピー、 タイトル)である。その後に、中見出し、リード文などが続いている。このジャンプ率が低いと、おとなしい画面になり、インパク トも弱くなる。活気に満ちたものにする時は、ジャンプ率を上げればいいことになる。ただし、大きさのメリハリを付けることを忘れてはならない。全部が大きくても、ただうるさいだけの画面になってしまう。ジャンプ率の高いものから順に並べると次のようにな る。

①キャッチコピー

②中見出し、小見出し

③リード

④柱、ノンブル

⑤本文

⑥図版キャプション、注

 

空間のとり方

画面を構成する時に、どのように空間を取るかということは、しっかり頭に入れておかなければならないことである。画面の中で、空間が果たす役割は、ゆとりを生み出すということである。このゆとりとなる空間をホワイトスペースと呼んでいる。この空間がないと、画面に流れを作ることができず、視覚誘導がしづらくなる。また、びっしり詰まっていると、見る人に圧力を加え、嫌がられる原因となる。さらに、聞の取り方は、美的効果に大きな影響 を与えるということである。このことは絵画や建築、音楽や話し方にさえ言えることだ。入れる要素が多い時は、特に気を付けなければならない。隙間なく入れるのがデザイナーの仕事ではなく、どのように隙間を作るかがデザイナーのすべきことだ。